コラム

【意外と知らない制度】紙おむつ給付サービスとは?介護保険で給付が受けられる!

意外とお金がかさんでしまう「おむつ」。このおむつの給付サービスがあるのをご存知でしょうか。この記事では、おむつサービスの対象者や利用申請方法などをまとめいています。うまく活用することで、出費を抑えられるかもしれません。ぜひ参考にしてみてくださいね。

紙おむつ給付サービスとは?

失禁などのため、常時おむつ着用で寝たきりや認知症を患っている高齢者の方に対しておむつ給与がされるサービスです。


このサービスは、各市町村が行っている介護保険による助成制度となっています。



給与方法は「現物給与」と「現金給与」

給与されるものは、紙おむつや尿取りパッドなどで指定された業者から配達される

もしくは、ある条件でおむつ代の助成がされることもあります。


助成の方法は配達による、おむつ給与の「現物給与」と自分でおむつを購入した場合に市町村から助成金が出る「現金給与」の2種類があるのですが、ほとんどの市町村では現物給与での方法になっています。

紙おむつ給付サービスが利用できる対象者って?

紙おむつ給与サービスが利用できるのは、介護保険にて「要介護認定」を受けた高齢者の方です。


「要介護認定」を受けた高齢者の方でも、在宅で介護を受けている方のみが対象となっており、介護保険施設へ入所している方は対象になりません。


介護保険施設入所者への助成

介護保険でのおむつ給与の対象者は原則、住宅での介護を対象としており、対象者が病院や施設に入院・入所した場合は給与は止められてしまいます。


しかし、対象者が定められた条件に当てはまれば、おむつ給与を受けることができる地域もあります。

ただし、この場合は「現物支給」ではなく「現金支給」となります。

紙おむつ給付サービスの支給額はいくらまで?

支給額も地域によって異なりますが、介護度別にだいたいの平均支給額は¥3,000~¥10,000となっています。

(限度額を越えると全額自己負担になってしまいます。)


要介護度4や5の方は¥8,000の支給額としている地域がほとんどですが、在宅介護中すでに紙おむつ助成制度を受けている時に病気で入院した場合は継続されません。

(退院してからは再度継続されます。)


購入したおむつのレシートと入院していた期間の日付が一緒の場合、助成金が支払われないので注意が必要です。


助成金を使いたいなら、入院する前におむつを購入するか、退院するまでおむつを買うのを控えるようにした方が「紙おむつサービス」を有効に使えます。



知るだけでお得な「紙おむつ給付サービス」

在宅介護をしていると、介護保険費以外にも、色々なところで費用が発生してしまいます。


1枚1枚は安いのですが、使い捨てになってしまう「おむつ代」が馬鹿に出来ません。


毎日数回替えなければいけないので、月に¥10,000~¥30,000にまで出費することもあるので注意が必要です。


おむつを利用している方が病院などに入院している間のみ、現物給付から現金給付に切り替えることも出来ます。


しかし、この助成を受けるには条件があるのであなたの介護している高齢者が今から載せる項目に当てはまっているならすぐに申請しましょう。


・40〜65歳未満の介護保険被害者(要介護3〜5)

・65歳以上で介護保険認定を受けている人(要介護3〜5)

・寝たきりの状態で、おむつを常時必要とする状態が2ヶ月以上続いて今後もおむつの必要性があると判断された人


※各市町村で条件が異なる場合があるので、利用を検討している方はお住まいの市町村窓口へ相談してください。


おむつ交換費用の相場

介護サービスの費用は地域によって単価が異なっているので、ここで表示している金額は一例です。


介護には、「身体介護」と「生活介護」があり、生活介護とは利用者の身の回りの援助をすることです。


利用者の心身状態では困難な箇所の掃除・洗濯・料理などを介助し、「おむつ交換」は身体への介助なので、入浴介助などと同じ身体介護となっています。


身体介護の費用(1割負担の場合)

・20分未満 ¥165

・20~30分未満 ¥245

・30分~1時間未満  ¥388


例として、ヘルパーにより1日に2回おむつ交換が行われた場合、それぞれの時間の金額は以下のようになります。(1週間あたり)

・20分未満 ¥165×2回×7日=¥2,310

・20分〜30分未満  ¥245×2回×7日=¥3,430

・30分〜1時間未満 ¥388×2回×7日=¥5,432

紙おむつ給付サービスの申請窓口はどこ?利用方法の流れ

おむつの給与を受けたい場合、市役所の「保険福祉課や地域包括支援センター」が窓口となっています。

または担当ケアマネージャーがいるのであれば、そちらに相談するのもいいでしょう。


申請には申請書と印鑑が必要です。

ですが、給与の方法によって申請の仕方が異なっているので注意してください。



現物支給と現金給付の手続き方法

現物支援の場合、役所に現物支給申請書を提出してその後給付が決定したら決定通知とおむつ購入用のパンフレットが送られてきます。


そのパンフレットの中から希望の商品を選び、電話などで注文することが出来ます。


現金給与の場合、自分自身でおむつを購入してその際のレシートを申請書に送付して役所に助成申し込みを行います。


なので、現金給与を希望するのであればおむつを購入した際には必ずレシートを受け取るようにしてください。



現物支給と現金給付の流れ

現金支給の場合

・市町村で「現物支給申請書」を提出

・決定通知とおむつ購入用パンフレットを受け取る

・希望の商品をパンフレットから選び、電話などで注文する


現金給付の場合

・お店から紙おむつを買ったレシート(領収書)をもらう

・そのレシートを添付して、市町村に「助成申請書」を提出する



※介護保険によるおむつサービスは医療費控除の対象です

傷病により、6ヶ月以上にわたり寝たきり状態にあると認められ、医師から必要とされた紙おむつなどの購入費も医療費控除の対象となります。


医療費の合計が年間で10万円または所得金額の5%を超えた場合に申告すると、税金の一部が返還されます。


おむつを購入した際の領収書が申告するときに必要になるので、大切に保管しておいてください。


この領収書には、「おむつ代」と使用者の名前が記載されていないといけません。

そして主治医に発行してもらう「おむつ使用証明書」が必要です。


介護保険の要介護認定を受けている場合は、2年目以降の申告ではおむつ使用証明書の代わりに、主治医意見書の内容を使用することが出来ることもあるので、各市町村で確認するようにしてください。


おむつを購入できる業者は決まっている

おむつを購入できる業者は各市町村などですでに決められています。

なので、パンフレットなどを参考に、自分の希望するおむつを相談することも出来ます。


また、途中で納入業者を変更することも出来ますが、その際には新たに申請書の提出が必要な場合があります。


おむつは自分で買いに行くとなると、重さもあるので、自宅に配達してもらうことで、介護での負担を軽減することも出来ます。

紙おむつ給付サービスの総まとめ

介護にはお金がたくさんかかります。


紙おむつとなると使い回すことも出来ないので、月々の出費としては思っている以上の金額となってしまうのですが、給付制度をうまく使うことで費用を抑えることが出来ます。


市町村によって方法や受け取れるサービス内容が違うので、まずはあなたの住んでいる市町村のことを調べて、相談してみてください。